逆転の一手、メトホルミン

ヘルス

 どうも不健康優良児です。皆さんはメトホルミンという薬をご存知でしょうか?この薬はもともと糖尿病の薬で有名なのですが、インスリンの作用によらず血糖値を下げるという薬でした。肝臓での糖新生を抑制し、筋肉での糖利用促進、腸管からの糖吸収抑制と作用機序で血糖値を下げるようです。ただ一部作用機序がわかってない部分も多く60年間も医療現場で使われているにも関わらず謎の多い薬でした。

 一部面白い統計結果でこの薬を飲み続けた糖尿病患者のみ寿命が20%ほど伸びるという統計が出ているのです。つまりはアンチエイジング効果があると期待されているのです。もともと血管の老化は高い血糖値が血管を傷つけることにより発生するのですがその高血糖を抑制するのですから寿命は伸びるのは当たり前だと思われるでしょう、しかし、他の血糖値を下げる糖尿病の薬と比較して寿命が伸びてるという統計なのでこのアンチエイジング効果は期待してもいいのではないでしょうか?

 直近の2020年6月の研究発表で神戸大学よりPET-MRIを用いたメトホルミンの作用機序の研究が発表されています。それによりますと腸内で💩に糖を排出するという新しい効果が発見されました。この作用により血糖値の低下はもちろん腸内環境の変化も起こるそうです。腸内に出た糖が腸内細菌叢を変化させ良い方向に移行する場合もあるようです。

 また他の研究ではAGEsを下げる働きもあるようで、AGEsとはざっくり言うと体のサビみたいなもので、体の老廃物みたいなものです。ただ料理をするときに魚を焼く場合砂糖を少し加えるとメイラード反応を起こしてとても美味しく焼けるみたいなタンパク質と糖が合体することも含めてメイラード反応といいます。タンパク質と糖質を一緒に摂取すると体の中でメイラード反応が起きAEGsを生成し、糖尿病アテローム性動脈硬化症慢性腎不全アルツハイマー型認知症の原因となります。メトホルミンはこのAEGsの生成を抑制する働きがあるようです、もしかしたらこの働きがアンチエイジングに効いているのかもしれません。

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 現在体のことで色々思うことがありますので、このメトホルミンを1000mg、1日にして2錠ずつ飲んでいこうかなと思います。前回のデキサメタゾンで懲りてないとなるかもしれませんが、あの薬も一応は副作用を考慮して使っていたつもりでした。アレルギーと生活の板挟みの中でその即効性の恩恵にかまけて使い続けてしまったことを今は反省しています。その体への罪滅ぼしという意味を込めてこのメトホルミンに全てをかけようと思います。副作用で気をつけるべきは乳酸アシドーシスなのでシックデイでは使わない、水分を多く摂る等に気を配れば問題ないかと存じます。今もアメリカでは70歳以上の老人がこの薬で治験を受けていることを考えれば怖くありません。

 先ずはダイエット的効果が出ると思います。今の体重が81kgなので標準体重を目指しがんばります!!

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